文椿ビルヂング

文椿ビルヂングPerth_top 文椿ビルヂング・イメージ画像1 文椿ビルヂング・イメージ画像2
文椿ビルヂングPerth_bottom HOME Shop案内 文椿ビルヂング ギャラリー LINK お問い合わせ
 
 

文椿ビルヂング マーク  文椿ビルヂングの変遷

文椿ビルヂング外観当ビル本館は大正9年に建てられた珍しい木造の洋館です。
洋館でありながら、約5mという社寺仏閣並みに天井の高い造りは文明開化という潮流と、京都という土地柄が融合された結果の意外性に満ちています。当初は貿易会社の社屋として使われ、その後繊維問屋の手に渡り、戦後間もなくはアメリカの文化施設としても使われました。その後、内装業社、呉服商社として使われていた物件を2004年10月16日に、久和幸司建築設計事務所の手により商業施設として再生したのが「文椿ビルヂング」です。三条通に面した本館を起点に、時代に即して増床していった結果、蔵を含む5棟からなる一軒のビルが社屋として使われていました。

室町の繊維不況で古き良き時代の建築物が壊され、画一的なマンションや駐車場になり京都が京都たる所以の核になるところを、自ら捨て去っているのをくい止め、しかし保存という消極的な守り方ではなく、積極的にビジネスとしても成功する方法を模索しています。大正から、激動の昭和を経て、閉塞感溢れる平成の時代に京都が発信する文化とビジネスの新しいモデルケースという使命を「文椿ビルヂング」は担っています。

文椿ビルヂング マーク  文椿ビルヂング・プロジェクトの真意

「歴史的建築物」及び「まち」のリノベーションとコンバージョン

文椿ビルヂング外観ここ数年とりわけ市内中心部では、不景気で倒産した企業跡が大型マンションや100円パーキングやコンビニに姿を変え、伝統もハイカラも内包していた独特の京都の町並みは、歴史の浅い他都市と変わらないくらい均質化しつつある。もちろん、建物にも寿命がありビジネスにも旬がありシステムにも進化があり、それらの何らかの要素が欠落したときは、壊し去り、ゼロからやり直すことしか選択肢が残されていない場合もあり得るだろう。しかし、税制の問題点も含め、まちの有り様の今後の方向性も考慮すると、歴史を刻んだ古い建物を取り壊すのではなく、その良さを生かしたまま、さらに魅力的に刷新することの重要性はひときわ鮮明になる。むろん京都は、その歴史と共に、常に時代を先取りしてきた好奇心に満ちたまちであったことも確かである。そんな意味からも、産業廃棄物を大量に排出するスクラップ アンド ビルドではなく環境問題を考慮した新しいまちづくり、所謂フローからストックへの転換は、一過性のリノベーション、コンバージョンブームではない、大きなうねりの中核にあると言える。

文椿ビルヂング マーク  本件の立地に関して

両替町

北は二条通、南は三条通の間に、かつては金融街があったことに由来する。慶長の時代からあった金座に続き、京都銀座として栄えた町。ここで、富を得て力をつけた町衆は画家で工芸家の尾形光琳や、焼き物師である尾形乾山等の芸術家を援助。芸術が栄え、芸術を支える町としても発展した。

三条通

江戸と京を結ぶ東海道の最終点、三条大橋は幾多の人や物資や文化の交流の場として栄えた。三条大橋から、京の中心部へと続いた三条通。その賑わいは、今も絶えることなく往時の面影を偲ばせる。江戸時代より創業の店をはじめ、明治、大正、昭和、平成と各時代の代表的な建築様式や商いの歴史も一望できる、京の名物通。ここ数年は、東は御幸町の1928ビルから、西はNTT跡の新風館までをつなぐショッピングや散策のコースとして安定した地位を築く。

商業と芸術、また、貴族文化と言うよりは町衆文化の拠点であった三条両替町。
近代化への足跡を色濃く残す歴史的なこの地で、新しい業態や文化の発信にふさわしいと確信する。

文椿ビルヂング マーク  本件ネーミングの由来

「文椿ビルヂング」

文椿ビルヂング内観文---文化の文でもあり、文字、文をしたためる等にも用いられる字である。
動よりは静、外よりは内、急よりは緩。それでいて、文明開化の賑々しさや眩しさも内包する。
椿---日本の代表的花木。品種により初冬より晩春までを開花期とする。雪の中にぽっかりと顔を出す艶やかな花や光沢に満ちた厚みのある緑色は、その品の良さとは裏腹なまでに、凛とした潔さをのぞかせる。花びらの中心に陣取る、みっちりと群れをなす蕊は太陽の如く燃える黄色。不毛の季節に、力強く咲き誇る風雅な花を冠して、烏丸以西の街を変えゆく布石の象徴であることを表現。「椿」の後に続く「ビルヂング」は、西欧モダン文化への憧憬に満ちた、古き良き時代の空気感を伝えるよみがなを使用。従来型の京土産店や町家の良さや意味とは違う観点に切り口を設け、京大から同志社界隈のうような、他都市から来た人々が、自ら咀嚼して作り上げた「新しい歴史」の京都をイメージした。

文椿ビルヂング マーク  京都再考・再構築「文椿ビル」コンセプト

アカデミックとアーティスティック

古くから大学や芸大が多数点在するまち、京都。美術館や芸術会館、博物館など公共の文化施設が多いだけでなく、まちのそこかしこに新旧大小のギャラリーが存在し、人々が遊ぶように学ぶ。暮らしの中に、ごく自然にアートがとけ込む。インテリジェンス、サプライズ、ユーモア。知的好奇心を触発するまち。

ヒストリックなモダニティー

たとえば、唐かみのふすま紙や大正時代のきもの。その斬新な柄ゆきや色づかいのモダンさを、奥行きのあるものにする、伝統の手業。歴史に裏打ちされた現代性ほど、説得力のあるものは無いのだと、誰しもが思い知る。あるいは、和菓子。負の美学を追究し、厳選された素材を用い、そぎ落とした形から発する独自性は極めて伝統的でありながら、人々を驚嘆させたであろう瞬間のセンセーショナルな空気を内包する。京都は一日にして成らず。を体感してもらいたい。

リラックスなデラックス

京都が、東京はもちろん近隣の大阪や神戸と異なるのは、まちなみや道路がヒューマンスケールであること。歩いて、自転車に乗って暮らすまち。これは、戦災を免れた事にも起因するが、京都が京都たる重大な要素である。スローフード、スロービジネス(これは当然、弊害もあるが)スローライフ...「癒し」のパワーが声高に叫ばれる千年以上も昔から、京の都は知っていた。和のアロマであるお香、ほっと一息のお茶、障子越しの柔らかなひかりや、自然を模倣した日本庭園etc・・・人々が憩うように暮らす。ゆっくり、という贅沢。ゆったり、という至福。わび・さびも知ったゴージャスとは、心が上等になるということに他ならない。

大人が格好いいということ

ロンドンの紳士であってもいい。パリのマダムであってもいい。欧米では、大人が格好良く、早く大人になりたいと若者達は切望する。大人は憧れの対象で、成熟は賞賛に値する。そろそろ、日本にもそんな空気のまちが生まれてもいいのではないかと考える。若さの輝きや柔軟さにも敬意を表しつつ、若さに迎合し、それにしがみつく自分を捨てる。独自の審美眼を持つ者の、余裕の大人文化やスタイルを提唱する
 
HOMEShop案内文椿ビルヂング|Gallery|Linkお問い合わせ